アデランスで後悔するのは、増毛やウィッグが「続いていく買い物」だと知らないまま契約した人です。逆に、費用が続く仕組みを分かったうえで選んだ人は、後悔しにくいです。後悔するかしないかは、契約前の理解でほぼ決まります。
私はメンズ美容師として25年、薄毛のお客さんを見てきました。増毛を使っているお客さんもいますし、その上からカットすることもあります。「アデランスってどうですか」とよく聞かれるので、公開されている口コミと公的機関の相談事例を自分で調べました。
繰り返し出てきた後悔は、高額なローン・買い替えの継続・来店時の勧誘・仕上がりへの不満の4つです。その多くは、契約前に費用と流れを知っていれば防げたものでした。一方で、長く使って満足しているお客さんもいます。この記事では、どういう人が後悔しやすく、どういう人には向いているのかを仕分けします。 (口コミは個別の内容を転載せず、傾向として扱います。数字の出どころは末尾に記載しています。)
いまの状況に合わせて、次の記事も用意しています。
契約前で、まず体験から確かめたい方はこちら。
見積もりをもらっていて、アートネイチャーと同じ項目で比較したい方はこちら。
すでに契約していて、やめたい・減らしたい方はこちら。
女性向けの増毛(アデランス レディース)をお探しの方はこちら。
アデランスで後悔するのはどんな人か
公開されている口コミを整理すると、後悔の声には繰り返し現れる4つのパターンがあります。個別の内容は転載せず、傾向として並べます。どれも、契約前に費用の続き方を分かっていたかどうかで印象が変わるものです。
① 総額を見ずに契約した人 — 高額なローン
契約金額が数十万円規模になり、ローンを組んだという投稿が確認できます。最初に見た月額の安さで判断し、総額を確認しないまま契約した人ほど、後になって想定より高かったと感じています。
② 一度きりの買い物だと思っていた人 — 買い替えの継続
まだ使えるのに次を勧められた、買い替えが続いて負担が大きい、という継続的な出費への投稿が確認できます。増毛もウィッグも作り直しを前提にしたサービスですが、それを一度きりの買い物と受け取っていた人が後悔しています。買い替えや作り直しの頻度・費用は公式の料金ページには出ていません。
③ 提案を断るのが苦手な人 — 来店時の勧誘
メンテナンスなどで来店した際に、追加のウィッグやケア用品を勧められたという投稿があります。断るのが苦手な人ほど、通うたびの提案を負担に感じています。
④ 仕上がりのイメージを詰めなかった人 — 見た目への不満
想定より不自然に感じた、人前に出にくくなった、という仕上がりへの投稿も確認できます。私がお客さんの増毛を見てきた感覚では、残っている自毛が多いほど自然に馴染み、自毛が少ないほど境目が目立ちやすいです。事前に仕上がりの範囲を詰めずに契約した人ほど、ギャップを感じています。
一方で、これらは低評価の口コミに見られる傾向です。仕上がりの自然さや長年の利用への満足、勧誘は無理のない範囲だったという声も同じだけあります。評価は分かれている、というのが実際のところです。
後悔の正体は「費用が続く仕組み」です
後悔の中心は、高額さそのものより、出費の終わりが見えないことです。これはアデランスが特別なのではなく、増毛・ウィッグというサービスの費用の仕組みそのものです。ここを理解しているかどうかが、後悔する人としない人の分かれ目になります。
月額は「初回1年限定」、施術費は別
アデランスの増毛ファーストパックは月9,900円〜ですが、これは初回1年限定の価格で、髪を取り付ける施術費は別途かかります。1 最初に見た月額だけでは、実際の負担や2年目以降の費用は見えません。
通い続けることが前提のサービス
増毛もウィッグも、伸びた自毛とのズレを直したり製品を作り直したりしながら、通い続けることが前提です。一度きりの買い物ではなく続いていく支出です。ここを分からずに契約した人が、終わりが見えないという後悔にたどり着きます。逆に言えば、毎月の美容代として続けられる範囲かを最初に見積もっておけば、この後悔は避けられます。
公的機関に寄せられた相談事例
実際、国民生活センターには、かつら関連で次のような相談が寄せられています (公表資料からの要約です)。
購入したかつらの無料アフターケアのため店舗に通っていたところ、行くたびに シャンプーや増毛サービスなどを勧められ、断りにくい状況で契約を重ねた結果、 総額で約300万円の契約になり、支払いが困難になった——という相談(70歳代・女性)が、 国民生活センターに寄せられています。2
これは特定の企業の事例ではなく、かつら業界一般に寄せられた相談です。ただ、口コミに見られた買い替えの継続や断りにくさという後悔の傾向とそのまま重なります。断るのが苦手な人ほど、こうした積み重ねに巻き込まれやすいです。
増毛・ウィッグの料金の内訳は、アデランスの料金を調べた記事にまとめています。
体験から契約までの流れは、知っておくと後悔しません
アデランスの口コミには、体験から契約までの流れについて知っておくとよい声がいくつかあります。増毛の体験に行ったところ頭皮の状態などからウィッグを勧められた、という趣旨の声です。体験した内容と、その後に提案される商品が違うことがある、ということです。
私も実際にアデランスの増毛体験に行っています。私の一回の体験(N=1)では強引な勧誘はなく、施術と説明を受けて帰れました。ただ、体験は増毛でも提案の中心がウィッグに寄ることは十分あり得ます。何の体験で、その後にどう提案されるのかを先に分かっていれば、その場の雰囲気に流されずに判断できます。
後悔しているのは、この流れを知らずに、提案された金額の大きさに驚いたまま返事をしてしまった人です。逆に、体験前に費用と提案の流れを把握していた人は、落ち着いて持ち帰れています。判断に必要な金額と内容は、その場で口頭だけでなく数字で確認しておくと、後で見返せます。
契約後にやめられるかどうかは、契約の仕方によって変わります。解約の制度は解約ガイドにまとめています。
増毛に向いている人・向いていない人
後悔するかどうかは、そもそも増毛が自分に合っているかで大きく変わります。私がお客さんを見てきた感覚で、向き不向きを仕分けします。
増毛(結毛式)が買っているのは、周りにバレないことと、外さなくていいことです。それが要る人には向きますし、そうでない人にはウィッグや別の方法のほうが合います。
増毛が向いている人
- 自毛がある程度残っている(結毛式は付ける相手の髪が要ります)
- 周りにバレたくない、少しずつ自然に変えたい
- 毎月の美容代として1〜3万円を続けられる
- サロンに定期的に通うのが苦にならない
- 手術や薬は避けて、部分的な薄さを整えたい
この条件に当てはまり、費用が続く仕組みを分かったうえで選ぶ人は、増毛で後悔しにくいです。
増毛が向いていない人
- 自毛がほぼ残っていない(結毛式が成立しにくく、ウィッグ寄りの提案になります)
- 一気に見た目を変えたい(ウィッグのほうが早いです)
- 毎月の固定費を持ちたくない
- サロン通いそのものが負担
こちらに当てはまる人は、増毛を無理に続けるより、他社への乗り換え、本数の見直し、段階的な減量、解約といった出口を先に知っておくほうが後悔しません。すでに契約していてやめたい場合の手順は、こちらにまとめています。
増毛を続けると決めたなら、1社だけで決めず複数社を比べてください。会社ごとに料金体系(施術費が込みか別か、初期費用の有無など)が違うので、条件をそろえて比べると自分に合う会社が見えます。増毛各社の料金は、こちらの記事で比較しています。
施術費込みで分かりやすい会社の料金は、アートネイチャーの料金を調べた記事にまとめています。
よくある質問
Q. アデランスは後悔する人が多いのですか?
口コミには後悔の声も満足の声も両方あり、評価は分かれています。後悔の傾向は高額・買い替えの継続・来店時の勧誘・仕上がりで、その多くは契約前に費用と流れを分かっていれば避けられるものです。つまり、後悔する人としない人は、契約前の理解で分かれます。
Q. 体験に行くと、契約させられますか?
体験を受けても、その場で契約する必要はありません。私が実際に行った体験でも強引な勧誘はありませんでした。ただし口コミには、増毛の体験でも提案がウィッグに寄ったという声があります。何を提案されるのかを先に知っておけば、落ち着いて判断できます。
Q. 契約してしまった後でも、やめられますか?
店舗で通常契約した増毛・かつらは、法律上のクーリング・オフの対象外となるのが原則です。契約書の解約条項や会社独自の解約制度によって解約できる場合があります。詳しくは解約ガイドにまとめています。
Q. どんな後悔が目立ちますか?
繰り返し見られるのは、想定より総額が大きく続いていくという、費用に関する後悔です。月額が初回1年限定であることや、施術費・買い替えを含めた総額を契約前に把握しておけば、この後悔はほぼ避けられます。


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